3章 樹海

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ガサガサ… 茂みの音はだんだん近付いて来る… 「………」 シンはナイフを手にして茂みに近付く。 案の定、茂みから2人の兵士が飛び出して来た。 「よぅ、可愛い殺人鬼ちゃ~ん」 兵士はシンの背の高さくらいしゃがんでそうしゃべる。 そんな兵士にシンは表情をゆがめる。 「…俺を捕まえたりしたいんだろ?挨拶なんていらねぇ!」 いつも以上に鋭い目付きで兵士を睨む。 だが、俺はシンの行動に疑問を感じる。あれでは“捕まえてくれ”と言っているようなものだ。 何をしようとしているんだ、シン…!?  
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