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ガサガサ…
茂みの音はだんだん近付いて来る…
「………」
シンはナイフを手にして茂みに近付く。
案の定、茂みから2人の兵士が飛び出して来た。
「よぅ、可愛い殺人鬼ちゃ~ん」
兵士はシンの背の高さくらいしゃがんでそうしゃべる。
そんな兵士にシンは表情をゆがめる。
「…俺を捕まえたりしたいんだろ?挨拶なんていらねぇ!」
いつも以上に鋭い目付きで兵士を睨む。
だが、俺はシンの行動に疑問を感じる。あれでは“捕まえてくれ”と言っているようなものだ。
何をしようとしているんだ、シン…!?
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