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どこまでも続く地平線
どこまでも続く道を外れた小道
光を取り戻し始める世界で
君が目覚める
風が優しく舞い上がり
薄い雲を遠くへ運ぶ
丘を登った私を迎えた
鮮やかな朝焼けは
答えを欲しがる心を静かに鳴らす
身体を撫でる冷たい風と
ずっと求めていた温もりを感じながら
まだ見ぬ遠い場所へと向かう
小道を戻りながら君が言う
「ねぇ、次は何処へ行くの?」
「そうだね…行き着く先へ―」
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