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足跡
良い思い出しかない場所がある
幸せだったころにたくさん行った場所、たくさん通った道
いろんな場所に行ったからいろんな思い出があって、そのすべてが僕の支えで、僕の生きがいで、僕のすべてだった
今、それらは僕を追い詰める
良い思い出をフラッシュバックしたら、その後のあの地獄の瞬間も必ずでてくる
当たり前だ
だって相手が同じ人なんだから
それが一つのストーリーで、その終焉がそこなのだから、途中を見たら必ず終焉がでてくる
隣に寝ていた夢を見たら、起きたら『おはよう』といって手を伸ばそうとしてしまった
そして終焉を思い出す
なにかあると出て来るあの終焉
この無限ループから脱け出せないのは、未だに引きずっているからか
忘却は人がより良く生きるための手段の一つなのに、それが出来ない自分は、いったいどうすればいいのだろうか
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