29人が本棚に入れています
本棚に追加
/65ページ
今日の夜は一段と静か…。
たまに聞こえる車の音。
静寂と暖かさと冷たさを感じながら…流れる時間…。
いろんな事を考える…。
自分と言う価値観。
今までの存在してきた意味。
どうなるかわからない未来。
そんなどうでもいい事までも考える。
いや…考えたく無くとも、考えてしまう…自分と言う者が今までの与えてきた影響…。
暖かい…時に冷たい…。
そんな夜空におぼろ月が見え隠れする。
一緒に居たくても…思い出してしまう…抱き締めても…思い出してしまう…。
時に無情にも…自分の脳裏をよぎる…。
歪んだ愛の矛先は…自分の心に突き刺さり…心に刺さる矛先から…涙として頬を濡らす…。
遠くから聞こえる遠雷…。
行き場を無くして泣いている様にも感じる…。
苦しく、辛く、時に激しく胸を打つ鼓動体内に響き…。
そして…また涙は伝う…。
枯れることの無い涙が溜った深い暗い心の底から…。
また…涙は伝う。
最初のコメントを投稿しよう!