暖かい夜と冷たい霧。

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今日の夜は一段と静か…。 たまに聞こえる車の音。 静寂と暖かさと冷たさを感じながら…流れる時間…。 いろんな事を考える…。 自分と言う価値観。 今までの存在してきた意味。 どうなるかわからない未来。 そんなどうでもいい事までも考える。 いや…考えたく無くとも、考えてしまう…自分と言う者が今までの与えてきた影響…。 暖かい…時に冷たい…。 そんな夜空におぼろ月が見え隠れする。 一緒に居たくても…思い出してしまう…抱き締めても…思い出してしまう…。 時に無情にも…自分の脳裏をよぎる…。 歪んだ愛の矛先は…自分の心に突き刺さり…心に刺さる矛先から…涙として頬を濡らす…。 遠くから聞こえる遠雷…。 行き場を無くして泣いている様にも感じる…。 苦しく、辛く、時に激しく胸を打つ鼓動体内に響き…。 そして…また涙は伝う…。 枯れることの無い涙が溜った深い暗い心の底から…。 また…涙は伝う。
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