【早起きの理由/浦桃】

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そう問い掛けると、バッとこちらに向くモモタロスに、ウラタロスはククッ、と笑いモモタロスを抱き寄せ、耳元で囁く。  「一番に僕に会って、おはようって言って…少しでも長い時間、僕と話していたいから…?」 「なっ!!!///お、お前…き、気付いて…!!?」  言って、ボボッと赤く染まる顔に、クス、と笑いかけて頬にちゅ…とキスをする。  「愛している人の事だよ?僕が気付かないわけないでしょ?センパイ可愛い…」          「可愛くなんかねぇ!!///」   ウラタロスから離れようと、ウラタロスの肩を両手で押し返すが、強く引き寄せられキスされると、押し返そうとしていた手は、いつのまにか縋るようにウラタロスに掴まっていたのだった。 .
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