誕生日3

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…… ん? …? ふと、異変に気づいた。窓際に立っているジム…… 今日はオレの誕生日、っていうか、まだ誕生日の日付けなハズ、 ってことは、窓の外は夜! なのに、窓の外は明るかった、 妙な確信を持ったオレは少し気が楽になった。 幻覚や夢の類いならなにも怖くない! 少し心にゆとりが持てた。 『窓の外が明るいのは、幻覚や夢ではありません。』ジムがこちらを見ながら喋り始めた。 『ん!!??』 心を読まれたような寒気がした。 『今日はアナタの誕生日ですが、アナタが思う誕生日とは少し違うのです。』ジムは喋り続けた、 『アナタがあの事件に巻き込まれてから、今日でちょうど1年が経ちました。』 『…………』 『あの事件の現場に私はいました。そして、あの事件を起こしたのも私達なんです。』 『………』 『私は別の時空間世界から来た人間なんです。』 『……』 あまりにジムが真剣に喋るので、思わず疑いもなく、聞き入ってしまった。 『信じてもらえないかもしれませんが、私達の世界では3630年、今この現在の世界は2010年です。』 『つまり、この世界の未来の3630年に並列する、別時空間世界から来た私達も、同じ種の人間なんです。』 何か難しい、 オレは、なんとなく理解したような程度だった、 『アナタ方とは脳の進化がちょっと違うだけなんですよ、私達の中では進化脳と呼んでいます。』 オレが思ってた事を口にする前にジムが答えた。 『アナタに協力をして欲しいんです。』
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