0人が本棚に入れています
本棚に追加
…… ん?
…?
ふと、異変に気づいた。窓際に立っているジム……
今日はオレの誕生日、っていうか、まだ誕生日の日付けなハズ、 ってことは、窓の外は夜!
なのに、窓の外は明るかった、
妙な確信を持ったオレは少し気が楽になった。
幻覚や夢の類いならなにも怖くない!
少し心にゆとりが持てた。
『窓の外が明るいのは、幻覚や夢ではありません。』ジムがこちらを見ながら喋り始めた。
『ん!!??』
心を読まれたような寒気がした。
『今日はアナタの誕生日ですが、アナタが思う誕生日とは少し違うのです。』ジムは喋り続けた、
『アナタがあの事件に巻き込まれてから、今日でちょうど1年が経ちました。』
『…………』
『あの事件の現場に私はいました。そして、あの事件を起こしたのも私達なんです。』
『………』
『私は別の時空間世界から来た人間なんです。』
『……』
あまりにジムが真剣に喋るので、思わず疑いもなく、聞き入ってしまった。
『信じてもらえないかもしれませんが、私達の世界では3630年、今この現在の世界は2010年です。』
『つまり、この世界の未来の3630年に並列する、別時空間世界から来た私達も、同じ種の人間なんです。』
何か難しい、
オレは、なんとなく理解したような程度だった、
『アナタ方とは脳の進化がちょっと違うだけなんですよ、私達の中では進化脳と呼んでいます。』
オレが思ってた事を口にする前にジムが答えた。
『アナタに協力をして欲しいんです。』
最初のコメントを投稿しよう!