誕生日3

7/14
前へ
/21ページ
次へ
『アンタは1年眠り続けた、ワシ達は1年間待ち続けた、その間にこの世界の事もだいぶ勉強した、』ドムはベッド脇の椅子に座り、語り始めた。 『この世界に影響を与えた事は謝ろう。』ドムは頭を下げた。 『ワシ達は別世界の人間ではあるが、合わせ鏡のように、隣あった同質の世界の住人でもある。そして、ワシ達の世界はもう……住めなく、なってきたのじゃ…』もうし訳なさそうにドムは続けた。 『そこで、アンタの力が欲しいんじゃ。』 俺には全然理解不能だ! 『今は理解できんじゃろうが……』 なんだコイツらは、心が読めるのか? 俺はまた不安になってきた。 『まわりクドいから私が話します。』 ジムが割って入ってきた。 『まずアナタには、このアナタ方の世界を安定させていただきます。』
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加