誕生日3

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カラダが痛い、まるで一週間ずっとベッドの上で寝てたみたいだ。 頭がボーっとする、 周りを見渡した… 誰も居ない… 殺風景な病室にベッドが4つ、ベッドにいるのはオレだけだった。 突然『ビィ~ッ』とブザーが短く鳴り看護士さんと母親が病室に入ってきた、 母親と会うのは半年振りだが、妙に懐かしさを感じた。 母親は複雑そうな笑顔で一言『誕生日おめでとうね、』 誕生日? 余り記憶にないがテロ事件が起きて、気を失ってから、数時間しかたってないのか? 『あぁ…ありがとう』と水分のないカサカサの口で静かに答えた。 一体自分の身に何が起こってここにいるのか理解しないまま。 しばらくして看護士さんが水を差し入れてくれた。 静かに水を左手で受けとった…? 左腕は折れてた…ハズ? 幻覚? 夢? 頭の中を自分なりに整理しながら、水を飲んだ。 めちゃくちゃ美味い! 余りに美味過ぎてビックリした。 入り口から当たり前のように、全身タイツの外国人が入ってきた。
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