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「わ、わかったから。とりあえずは廊下に出れば良いんでしょ? そんだけも引っ張らないでよ。」 チシャ猫はボクが廊下に向かって歩き出すと、逆にボクに引っ張られる形になっていた。 廊下に着くと、繋いでいたチシャ猫の手がいつの間にか無く、振り返ってみても、チシャ猫の姿は教室からなかった。 そう、まるで、初めからチシャ猫はいなかったかのように教室は静まりかえっていた・・・。
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