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「良い夢みれた?」
少年が机から飛び降りながら聞いてきた。
少年は飛び降りると、パンパンと着ていた真っ黒で身体全体を覆い隠すようなローブをはたいた。
背は、机の高さしかないから、小学生の低学年程の歳だろう。
可愛らしいきしゃな体つきがローブごしでもわかった。
「・・・誰?」
私の少年への第一声がソレだった。
「あぁ、そうか。君とはこうして会うのは初めてだったね」
少年は一人で大袈裟に納得した仕草をした。
顔にはローブを被っていて、鼻から下しか見えない。
まぁ、簡単に言えば口しか見えないと言う事だ。
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