~ 開 始 ~

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  「へぇー。なんか、うちだけ  じゃなくて、さっきー達や  子供達にまで引き継いでる  なんてなぁ。良いことだね」 「本当ね。今、生きてたら、  どんな大人になったんだか。  想像つかないよね。将来の  夢とか聞かなかったし」 「うん……でも、生きてても  あの世でもきっと沙織らしく  やってそうだよ」 「そうかもね(笑)んじゃあ  そろそろね」 「うん、わざわざありがと」 そう言って切った 「今の電話、誰?」と未優 「高校時代の大切な友達。  2人、転入生で来るよ」 「そう。何年に?」 「タメだよ。1人は会ったこと  ないかも……」 「ふーん。まぁ、良いや」 それから、数日後  
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