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「うん。アレ、全く言って
なかった?あたしの母親
保健室の先生やってるの」
萠蘿華は口が開いたまま閉じる
こと事が出来なくなっていた
「そんな、呆れたような感じで
黙り込まないでよ(汗)」
「まぁ、良いよ。親の話なんて
出なかったしね。しっかしさ
裕太とうちの距離って全然、
縮まらないなぁ……」
「今は部活の方が優先だから
そこまで余裕がないんだと
思うけどね?」
「好きな人が居ない未優は
楽で良いよね」
「恋愛した事がないみたいな
言い方するね!」
「普段から恋愛系の話、全く
聞かないもん」
「中学では居たもん。未だに
忘れられないから出来ない
だけ!」
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