6人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
題:僕が見た無幻
夢の記憶に貴女を見てた
遠く沈むあの夕焼けに
一つこぼれた小さな雫
色褪せ消える過去にサヨナラと
深く堕ちるこの想い
別れた道は巡り合わず
もしも
僕の気持ちが貴女に
偽り無く届いたなら
きっと
僕らの夢の欠片を
一緒に集められたかな?
時が流れて枯葉舞い散る
凍える風に冬を感じて
過去の幻瞬く間に去る
僕らの風もただ吹き抜けてゆく
涙を流したあの瞬間も
刹那に変えて永遠に消えて
ずっと
二人で歩き続けると
誓った左手のリング
いつか
僕らの歩む旅路が
遠く離れていたんだ
もしも違う未来を描けたなら……
数え切れない微笑みは
目覚めのない胸の奥に…
May be
I can't forget your exiStence.
もう二度と戻れないなら
風に
傷ついた羽を浮かせ
孤独の空に別れを
音も立てぬまま終わらせ
心に描いた未来へ……
作、2006.12
最初のコメントを投稿しよう!