僕が見た夢幻

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題:僕が見た無幻   夢の記憶に貴女を見てた 遠く沈むあの夕焼けに 一つこぼれた小さな雫 色褪せ消える過去にサヨナラと   深く堕ちるこの想い 別れた道は巡り合わず   もしも 僕の気持ちが貴女に 偽り無く届いたなら きっと 僕らの夢の欠片を 一緒に集められたかな?     時が流れて枯葉舞い散る 凍える風に冬を感じて 過去の幻瞬く間に去る 僕らの風もただ吹き抜けてゆく   涙を流したあの瞬間も 刹那に変えて永遠に消えて   ずっと 二人で歩き続けると 誓った左手のリング いつか 僕らの歩む旅路が 遠く離れていたんだ   もしも違う未来を描けたなら……     数え切れない微笑みは 目覚めのない胸の奥に…   May be I can't forget your exiStence. もう二度と戻れないなら 風に 傷ついた羽を浮かせ 孤独の空に別れを 音も立てぬまま終わらせ 心に描いた未来へ…… 作、2006.12
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