-Ⅰ-

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その日から僕は、部屋に鍵を掛けるようにした。 それと同時に、きっと自分の心にも鍵を掛けてしまっていたのだと思う。 誰にも心を開かず、かと云って笑顔は絶やさず…ただただ仮面を着けて毎日を過ごした。 僕が再び笑えるようになったのは、それから何年も後の事だった。  
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