春の7日

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クレア『こんにちは…ってうげェェェェェェェ私蝶々大嫌いなんだけどォォォォ!!!!!』 図書館にクレアさんがやって来た。来ていきなりスゴイ声を発したな…多分、挨拶に来たのだろう。 バジルさんの持っている蝶々をゴミを見るような眼差しで見ている。 バジル『初めましてクレrrrrrアさん!そんなこと言わないで、よく見ると可愛いんだよ』 バジルさんは空気を読まずに蝶々をクレアさんに近付けようと手を伸ばした。 クレア『いやぁぁぁぁ!!!』 よっぽど蝶が嫌いなのだろう。クレアさんは毛を逆立て叫んだ。図書館内をバタバタと走り回りバジルさんから逃げている。 バジルさんは何かに目覚めたらしく、ニコニコしながらクレアさんを追いかけていた。 限界が来たらしいクレアさん。すぐ近くに立っていたマリーの背後に隠れギュッと抱きついた。その光景がすごく可愛い そろそろ止めた方が良いかと思い、口を開いたところだった。 グレイ『可愛い…』 『うわぁっ』 いつの間にか隣にグレイがいた。
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