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『未知の大陸までお願いします』
ポンペイ『何言ってんだいお客さん。この船はワッフルタウン行きだよ?』
『あ、すみません』
こうしてワッフルタウン行きの船は出航した。
ところが…
ビシャーン
ゴロゴロ
突然の嵐で波は大荒れ。吹き付ける風と横殴りの雨で、船が激しく揺れている。
『すごい嵐だな~』
立っていられないほどだ。
こりゃ外に出てしまったら海に落ちてイチコロだ。酔ってしまう前に寝よう。
そう思いベッドに横たわろうとした時だった。
?『おい、新人!』
隣のベッドから声が聞こえてきた。
チハヤ『俺はチハヤ!ノドが渇いたからジュース買ってこいよ』
いきなり自己紹介をしたかと思えば、そんなことを抜かしやがった。
『え、でも自販機は外にしか無いんですけど……』
チハヤ『いーから行ってこいっつってんだろ!?』
『分かりましたー!』
俺は急いで外へと続くドアを開けた。
その途端、俺は吹き荒れる風に飛ばされてしまった。
『寒いだろ!?閉めろよ!』
チハヤの叫ぶ声が聞こえた。
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