18502人が本棚に入れています
本棚に追加
/569ページ
「黒シーツ...」
井手口が男の恰好を見て閃く。
「コイツら!もしかして、さっきの警官の遺書にあった連中じゃないのかよ?」
そう言われ、二人は長椅子に腰掛けて自ら命を絶っていた警官の遺書を思い返す。
『黒装束』、『同僚の犠牲』、そして警官の携帯無線から聞こえた『殺してやる』の声。
「で、でも何で俺らを襲うんだよ?」
「それだよね。何でなんだろ」
「生き残りに聞けばいいんじゃないの?」
井手口が再三男を見下ろしながら言う。
最初のコメントを投稿しよう!