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古川は素直に立ち上がってドアを引くが、チェーンロックでドアはガチャガチャと揺れるだけだった。
「....」
古川は左右を見回して、この階に死者がいない事だけを確認すると、ドアを閉まらないように足で押さえると、チェーンにトカレフ拳銃で狙いを定める。
「入るぞ!」
それでも返答はない。
ドン!!
トカレフ拳銃が火を噴き、空薬莢が落ちる。チェーンロックがいとも簡単に外れ、中に入れるようになったが、古川は両手で構えていたため両肩が痺れていた。
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