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ある明るい月曜の朝、僕は寝坊した
世界は何の前触れもなく終わっていた
ある明るい月曜の朝、世界はあっけなく終わってしまっていた
『ずっと世界の終わり』
というおかしな光景を眺めていたら何だか頭までおかしくなってきたんだ。
世界が始まる時には、何にもなかったんだって
だから、僕はただ呟いた
『これが、新しい世界…』
光も闇も、
夜も昼も、
笑顔も涙も。
みんなもぼくも
なんにもないんだ
『新しい世界…』
大熊座を手にした彼の瞳のなか
人々を鬱へと引き込む音楽は僕を捕らえた
これであのいざこざの決着だってついただろう。
対になる全て。
『新しい世界…』
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