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翌日、登校中に麻耶は俊哉に何度もメールを送ろうとしたが、何を送っていいのかわからず、途方にくれていた。
-今度はいつ俊哉に会えるんだろう…。早くても今度の休みまで会えない。下手したらもっとかも。
あんな風になっちゃってきっと俊哉も怒ってるよね。
メールでなら何とでも言えるけど…それでいいの?ちゃんと伝わる?
もしメールで仲直り出来たとしても、その後一週間、もっとかもしれない。会えない。
そんな事でいいの?そんな上辺だけで…。
昨日は勢いで出てきちゃったけど、俊哉が本当にああいう風に思ってるとしたら、この先ちゃんとやっていけるの?
わかんないよ…。
麻耶は携帯に何も打ち込む事が出来ないまま駅を出た。
麻耶の心とは裏腹に木々は青々と茂り、太陽の光を浴びてキラキラ輝いていた。
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