夏の終わり

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一方、修一は…。 -オレ何やってんだよ…何でシカトしてんの? カズと一緒に瑞希が戻って来るのを優の彼氏がどんなダサいヤツだろうって話しながら待ってて…ほとんどオレが1人で話してたけど。 とにかくちょっとは優の彼氏見てみたかったんだよな。 で、瑞希が来たから、邪魔者のオレは先に帰って…そしたらいたんだよな。まだ優達が。 いたらからかってやろうって思ってたのに、優の彼氏は想像してたより全然普通で、優も、そいつも楽しそうで…。 早く2人が見えない所に行きたかった。 いつもよりかなり早足でなるべくあいつらの方を見ないように、無表情に歩いた。 あいつらの横を通り過ぎた後もひたすら歩いたそれで…今電車の中。 電車の中でも歩きてー!歩いてれば、こんなこと、考えないでいられるのに。 こんなアホらしいことさ。 優をあいつに取られたくないなんて。 自分の心に浮かび上がる様々な感情に激しく頭を悩ませていた。
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