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「優ちゃん…辛いよね。」
麻耶がそっと優の肩を抱いた。
「まだ、辛いよ…。ふとした瞬間に今までの思い出が頭に浮かんでくるの。
あの時は本当にあいつはあたしのこと好きだったのかな?って疑っちゃう。思い出まで信じれないよ。」
「優!そんなの優らしくねーよ!元カレよりイイ男見つけて見返してやれよ!」
「修ちゃん!そんなこと言ったって…」
「そうだよね。あたしもそうしたいけど、勝手に浮かんでくるんだもん!」
「優ちゃん。こんなこと言われても辛いだろうけどさ、時間が気持ちを少しずつ楽にしてくれると思うよ。
辛い時はオレ等に頼ればイイんだよ。そうやってみんなで楽しんで過ごしてればきっと少しずつ忘れられるよ。」
カズが優の頭を撫でながら優しく言った。
「カズ…くん?」
優は頭を振り、顔を上げるといつものように明るく笑った。
「ありがとう!もう、大丈夫な気がする。
でも、もしダメな時は…みんなよろしくね!」
「うん!」
他の4人は口々に頷いた。
「次は修ちゃんね!」
「え?オレ?2人の後イヤだなぁ。」
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