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その後は他愛ない話で盛り上がり、午後の授業を終え、部活に励んだ。
麻耶が部活の後片付けを終え、校門を出ると、カズが立っていた。
「あれ?カズどうしたの?男子はちょっと早めに終わってたじゃん。」
「一緒に帰ろうと思ってさ。」
「待っててくれたんだ。待たせちゃってごめんね。」
「気にすんなよ。行こうぜ。」
2人は歩き出した。
「今日はどうしたの?」
「ん…。ちょっとな。
それよりゴールデンウィークはどうだったんだよ?
さっきは優ちゃんが来て話途中になっちゃっただろ。」
「う…ん。久しぶりに会ったよ。俊哉と。2日だけだったけどね。
1日は久しぶりにメイとノブと4人で遊んでさぁ。
あの2人は相変わらず仲良しだったよ。っていうかラブラブ。」
「学校違うけど家近いし、お互いそんなに忙しくないもんな。あの2人は。」
「ノブは一応サッカー部入ったけど、そんなに盛んじゃないみたいだしね。メイは何も入ってないしね。暇だからバイトしようかな。とか言ってたよ。」
2人は電車に揺られながら話を続ける。
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