広場①

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◇「とりあえず1週間付き合ってみよう」   そういった君。   「このことはみんなに秘密にして」   そういった君。   1週間??   秘密??   なんで秘密にしなきゃいけないんだろ...。   君にとって私と付き合うのは秘密にしなきゃいけないことなの??   その頃の私は好きな君と少しでも付き合えることが嬉しすぎてそんなすぐに思う疑問にも気付かなかった。   次の日もそのまた次の日も君と私の関係は変わってなかった。   "みんなに秘密にして。" 私はこのコトバをずっと守った。   しつこいぐらい聞いてくる親友にさえいってない。   そのときからその親友と仲悪くなっても...。   なのに君はたくさんの人にいってたね....。   教室ではあまり話さなかった。   だってもとからあまり話さなかったから...。   いきなりベタベタ話したらみんなも気付くでしょ??   そう思ってのことだったのに...。   ほんとはもっと,もっと話したかったのに...   帰るときはみんないないから話しまくった...なのにいつもおしゃべりな君は全然しゃべってくれなかった。   ①度も笑ってくれなかった。   『1週間付き合っても全然進展なかったからゴメン』   そういった君。   進展なかったから??   君がいってる進展はどんなことなの??   君がいったんだよね??   "みんなに秘密"って...   君が考えてることがわからない...   私はどうしたらよかったの??   わけわからなくなってる私を置いて君は他の女子と楽しそうに笑いながら帰ってたって聞いた。   フラれたことよりも他の女子と笑って話してたことが悲しかった。   君の笑顔が好きだった..。   なのに君は笑ってくれなかった。   悲しい,悲しい...。   もう君なんて大嫌い。   私の心が凍った瞬間。   それから1人ぼっちになってもなにも感じなかった...。   私はもう何も感じない人形になってしまった...。
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