夏休み

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色んな話をしていて 善之が、お母さんに言うといて欲しいと言っていた事を話始めた。 『そういえば、この前の手紙に、保釈金を出してくれるように頼んでって書いてあったとけど‥』 『保釈金?何をふざけた事を言いよるとやろうか‥。自分が悪さして捕まって、拘置所入ってしまったくせに。人のせいの事言うてから。』 『善之くんは、お母さんに甘えすぎるとさ。』 『保釈金出す金のどこにあっとやろか。あるぐらい思うて。黙っておっとけって言うとって。』 『‥‥‥はぃ。分かった。』 この時、 保釈金の意味が分からずお母さんに伝えてしまった自分に後悔した。 お母さんの言うてる事は正しいと思ったから‥
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