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それにしても…魔族ってどんな奴が居るんだろう…。
今のところ、パティ…アリア…この二人しか見た事ないし、知らない。
魔族っていうなら、男だって居るはず…こう…ラルゴみたいに体がでかく…いや、ヒョロイ奴も魔力があれば……………。
「ミラさーん。治療錬金術の時間ですよー。」
「あ、はい。」
「今日で治療は全て終わりますが、あと一日は安静にしててくださいね」
「υ…はい…」
やっぱり、あと一日なんだ…もう動いても大丈夫なんだけどな…。
―一方、大佐達―
「長官、ミラが目覚めました。」
「そうか。しかし驚いたな…あんな力を出せるとは…」
「あの力は、魔剣錬成師であるからこそ、出せるみたいです。…それで、明日からまた出発したいのですが。」
「…呼び出しはしていないが?」
「呼び出しされてからじゃ遅いんだよ!」
「マスト!口を謹め。」
「お願いです。ミラだって、今日からでもアリアを追いたいと思ってるんです。」
「…今回限りだからな…。」
「ありがとうございます。」
大佐が長官に、明日からの出発を頼んでくれたから、私達はまた旅に出る事になった。
三人同時に、こう思っただろう。
―今度こそ、アリアを仕留める。―
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