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「さっすが大佐だね!」
次の日に、私達は軍を後にした。嬉しい事に快晴。旅中に良いことがあるかもしれない。
「マストが声を荒らげて、一時はどうなるかと思ったよ。」
「俺は短気な性格だから仕方ねぇんだよ。つうかお前の父ちゃんは、俺には相性が悪すぎる!」
「そう言われても、困るんだが。てか父さんを馬鹿にするな。」
「あ~もう!なんで二人はいつもそうなの?」
「ミラの言う通り、マスト、大佐、大人気ないですよ」
「「…υ」」
こないだもこんな感じに旅をして、パティとあんな感じになったんだよな…。
またあーゆう風になるなんて、御免だな。
「ミラ、魔力反応はどうだ?」
「う~ん…ここら辺は無いみたい…。」
「そういえば…、ミラ三日間気を失ってたけど、なんか夢とか見たか?」
「見てないよ。なんで?」
「錬成力が身体から滲出てる…」
ゴンッ!!!
「なんでそんなやらしい言い方をするんだυ」
「…ってぇなラルゴ!別にやらしくねぇだろ!!」
「あ、でもマストの言う通り。錬成力が手からではなく身体全体から出てる。」
「え…それってヤバいの!?」
「ヤバいも何も…」
『魔族に見つかっちゃうわよね…?』
「!!…まさか!」
『また逢えて嬉しいわ…錬成師の皆さん…』
「…ア…リア……」
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