再会 -最期-

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『ぐっ…!…もう力は残ってないはずじゃ…』 (…………甘く見てんじゃねぇよ…) 「まさか…アリアの腕を力ずくで…」 「死んでねぇんだな!」 「馬鹿な事考えるな!ミラが死ぬ訳なかろう!」 ボキボキッバキッ! 『うぅっ…離しなさい…離さないと、その腕千切るわよ…』 「……やって…みろよ…私には…もう一つ…腕があるからな!!」『!?』 ズバッ!! 「オラアァァァ!!!!!!」 『うあぁあぁぁぁ!!!!!!』 「やった…!!」 「ミラが勝ったー!」 「二人が落ちてくぞ!」 ドー…ンッ…… 「…はぁっ…はぁっ…はぁっ……」 『…………。』 ザンッ アリアの首元に剣を刺した。 「何か喋ろよ……。」 『………貴方の疑問に…答えるわ……』 「………。」 『私の手を握りなさい……そうすれば…全てが解る………』 私は何も言わず、アリアの手を握った。 「…え…?」 『ご…め………んね………』 その瞬間、何が起きたのかわからなかった。 理解しようとした次には、私はもう気を失っていた。 「出血が酷い…直ぐに軍に戻るぞ。」 「アリアが…砂になっていく…」 「………。」 「…アリアは死んだ。行くぞ。このままだとミラも死んでしまう。」 戦いは終わった。 ルーク達は早急に軍へ戻り、長官に報告。 一週間の休日を許された。 一方ミラはある過去へ戻り、全てが解る事になる。 見るだけでも、辛い全てが。
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