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バンッ!!!
「ルーク!遊びに来てやったぜ~!!」
「帰れ。」
やっぱりね…ν
【錬成軍機関】の大佐、ルーク・リザード。
クールな男。
幼い私を拾ってくれた人。頭がかなり良い。
正直、私はあまり好みではない。
やっぱ予想通り、机の上には大量の書類。
額に筋をたてながら、ガリガリと仕事をしている…怖っ……ν
「なんだよ~!折角俺とミラが遊びに来てやったのによ~!」
「俺は今仕事をしている。見てて分かるだろ?…この大量の書類!!!!」
と言って机を叩いた。
5センチ、書類が浮いた気がする。
「んなもん、後に回せば良いじゃん。やってる最中、どうせ呼び出しがあって益々増えるんだから。」
「少しやっておけば、増えてもちょっとは楽だろ。全く、お前は本当に馬鹿だな。つうか、大佐って何故呼ばない?」
「だってルークより俺の方が年上だしー。それに、四人しか居ねぇから名前で呼んでも良いだろ。かたっくるしいの嫌いなんだよ。」
「俺がお前より年下だとしても、階級は俺の方が上だ!ちゃんと大佐って呼べ!!」
「すとーっぷ!二人とも止めようよ。大佐は私達に構わず仕事してて。マスト!ラルゴの所に行こ。ラルゴならもう終わってるかもしれないから。」
これ以上、二人を喋らせてたらきりがない。
そう思って、私はマストをつれてラルゴの所に行った。
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