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食材売り場のほぼ目の前だった。
シオは、子供と衝突した。
「ったた……ぁ、だ…大丈夫?」
「!!」
子供は、シオの顔をジーッと見ている。
顔…というより、耳だ。
「ど…どうしたの??大丈「お姉ちゃん…何者…!?」
「ぇ…?」
子供の声は意外と周りに聞こえたようだ。
周りには人が沢山集まってくる。
シオはクラトスがいっぱい居るだけだと、考えるだけで精一杯のようだ。
ユアンは騒ぎに気付き、シオの元に走っていった。
「シオ!!!大丈夫か!?」
「…だ、大丈夫…!」
今にも泣きそうな顔なのに、笑顔でユアンの方を向いた。
「…帰るぞ」
「買い物…は?」
「いいから…帰るぞ」
ユアンは、人だかりの中からシオを連れ出し、テセアラベースへと帰った。
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