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直後、陽香の前に現れたのは泥田坊の顔面だった!!
泥田坊は吠え陽香の顔へ拳を振り下ろす!
とてつもない力とスピードで振り下ろされた拳は陽香の顔を抉った!
…はずが抉ったのは今の今まで陽香が立っていた地面だった。
「人のやり取りくらい聞きなさいよ!あんたもデリカシーが感じられないわね!」
泥田坊の背後から声がした。声のした方へ振り向く泥田坊。
しかし振り向いたのは胴体だけだ…顔は逆を向いたままだった。
突如!!泥田坊は重力を思い出したかのように崩れ落ちた。
「終わりっと!」
陽香は両手に持っていた二本の短刀を鞘に納めた。
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