秋染
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秋染
甘やかな陽射しの中 やわらかい風が掠(かす)め 葉花を舞う キラキラと想い溢れ 褪せた世界 色を奏で深めてゆく 愛しさに薄められた極彩色 遍く輝き摘めた錦眼鏡 重ねた色香纏い 悠に染め上げてゆく 紅葉に頬染め塗られた空絹 暮れ急ぎし宵闇 十六月を望む 深まりゆく秋に魅る 永遠の刹那
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