眉毛犬。。。

2/3
48人が本棚に入れています
本棚に追加
/91ページ
「なんでわかってくれないんだよっ!」 俺は、そう叫ぶと、テーブルを強く叩いた。 「別に、夢を反対しているわけじゃない。ただ…高校卒業してからでも遅くないと思うの。」 母の言葉を信用できなかった。何よりも、自分の思い通りに行かない事が悔しい。 「もう…いいよっ!」 乱暴に席を立ち、部屋を後にする。 「まー君!まだ、話しの途中でしょ?どこ行くのっ!」 母も後を追って来た。 階段の所に用意してあった荷物を取り上げ 「出て行くっ!」 と吐き捨てる。 「出ていくって言ったって、どこに行くの!」 腕にすがってくる、母。 「うるさいな!離せよ!」
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!