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「なによっ!嘘つきっ!」
私は、手当たり次第に物を投げ付けていた。
「痛いな!誤解だって言ってるだろ!」
一生懸命避けながら、彼が言う。
「何にも無い人と…なんで、腕組んでのよっ!」
「頼むから、落ち着いて話しを聞いてくれ!」
「落ち着いてらんないわよっ!」
私は、泣き叫びながら、クッションで殴った。
ガードしていた彼が、抵抗を止め、何かを見ている。私も手を止めて、その方向に目をやった。
ペットの猫の金チャンが、私の背より高い棚の上で、何かを狙ってる。金チャンの視線の先に目をやると、明かりの紐がっ!
金チャンの方を見ると、すでに戦闘態勢っ!?
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