愛した人.....

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由香里の母親は由香里の方を見ながら俺に話し掛けた..... 「この子いつ意識が戻るかまだ分からないの....でもね必ず戻って来ると信じてる............」 由香里の母親は下を向きながら涙をこぼした... 俺は由香里の母親の涙を見てなんて声をかけたらいいのかわからなかった...それが悔しかった............... 「ゴメンね。おばさん急に泣いたりなんかして..ちょっと待っててね。今お茶入れるから」 「あ...いえ...お構いなく僕はこれで失礼しますから、今日はもう遅いので」 「わかったわ、また来てね…由香里も大介君が来てくれた方がきっと喜ぶから」 「はい、分かりました。また明日も来ます」 そう言って俺は家に帰ることにした........
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