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パチンッ!!
指を鳴らすと、辺りは何も無かったように動きだす。
「くっくっく、死ね! くっぐっはっひゃひゃぁー」
止めていたビデオを再生したようだ。
この例えをすると、俺のチカラはビデオの編集作業のようなもののように見えてくる。
さらに興奮している強盗はピンの着いたままの手榴弾を投げてくる。
うわーすげー変な笑い方、そんな嬉しいのかな、自分がすごくまぬけな事をしてるのに。
まぁー知るわけねーか!
手榴弾は弧を描き俺達の前に落ちる。
「俺の人生こんなもんかよ……」
和志の悲痛な訴えが聞こえてくる。
手榴弾が爆発する恐怖感で和志は身を屈める、一応俺も屈める。
あれ(あのチカラ)がばれないように念には念をだ。
何故ばれない様にするかって?
それは……
ん~ん? なんでだろう?……。
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