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小鳥達が元気に空に飛び交う。
「まぁ 元気満々ですわね~。」
風華がふふっと笑う。
朱華はその横顔を見て改めて思った。
(今まで、守護の力を持ったものは少なく稀…。
私の力なんか、守護の力に比べたら小さい能力だわ。
風華は優しく、何に対しても心から想ってくれる。
私はそんな綺麗な心の持ち主に、風華に、国の王になってほしい―…。)
「あら?まぁまぁ!見て見て~朱華!
小鳥達が私の肩に乗ってくれてますわ~。」
朱華は呼ばれて、笑顔で風華を見た。
朱華の強い思いも知らずに、小鳥達を追い掛けてはしゃぐ風華だった。
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