ー君ヲ想フー

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私とジュンは二人並んで 橋のてすりに腕を乗っけて 川の流れをみた。 何も変わらないな。 川の流れのように 私たちの時間もゆっくり流れて もう元には戻らない。 もう元には戻らないのに…… 私はあの日と同じように ジュンと並んで この場所に立っている。 横を向けば 自分が愛せなかったはずの ジュンの優しい横顔がある。 後悔はしてないよ。 もうあの日とは 私の運命はちがうから…。
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