ー君ヲ想フー

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私はしばらく そんなことを考えた後 ふと気がついて 隣で運転するジュンに言った。 「…ねぇジュン。 今日は星がきれいだね。」 するとジュンは言った。 「お前と俺が橋で会ってお前が飛び降りた日も… めっちゃ星きれいだったんだぜ。」 って。 あの日から… 私たちは 同じ星空を見てたんだね。 きづかなかったよ。 「……知ってたよ。」 ジュンは “うそつけ” っと私を軽く叩いてから お互いに笑いあった。
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