第一章:オビト

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 岩がカカシに当たると思った瞬間、オビトがカカシの手を引き、助けた‥‥‥。       カカシは後ろを振り返るとそこには大きな岩の下敷になっているオビトの姿があった。     『オ、オビト!!』     カカシの問いかけにオビトは実に弱々しく応えた。     『カカシ‥‥俺はもう‥‥‥ダメみたいだ‥‥‥‥けど‥お前の目になって‥‥これから先を見てやるからよ‥‥。』     そう言うと、オビトはリンの医療忍術によって左目の写輪眼をカカシに移植した。              オビトの写輪眼のおかげで敵を倒す事ができ、カカシはオビトの元に再び戻った。       だが、すぐさま敵の応援隊が到着し、カカシ達三人を襲ってきた。     カカシはオビトを引っ張るが岩でビクともしない。カカシは叫んだ。     『動けー!!動けーー!!』     カカシのこんなにも取り乱す姿をオビトは見た事がなかった。     そんなカカシを見てオビトは     『リンを‥‥頼んだぞ‥‥行けぇっ!!』     そう言うと、カカシの手を振りほどいた。カカシはリンを連れて逃げた。            しかし、敵に囲まれ絶対絶命。カカシはオビトの写輪眼によって完成した千鳥を発動し、敵に向かっていった‥‥‥              ‥‥‥しばらくし、カカシは目を覚ました。     ふと左を向くと、そこにはカカシの師匠である木の葉の黄色い閃光がいた。     彼によるとあの敵達を倒してくれたらしい。      そして目を正面に戻すと、リンが草むらで星空を見上げていた。     カカシは自分の力の無さを思い知らされた‥‥‥
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