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任務から戻って来たばかりのカカシに三代目からの連絡が入った。
その連絡とは班の再構成‥‥‥。カカシは急いで火影室へと向かった。
コンコンッ、ドアをノックしてカカシはノブに手をかけて部屋に入った。
そこにいるのは五大国最強と言われる火影、そして"プロフェッサー"とも呼ばれている三代目火影である。
『入れっ。』
そう言われ、ゆっくりとドアを閉めて三代目の前に立った。
『‥‥‥今回の事は残念としか言いようがない。済まぬ、うちはオビトを死なせてしまって‥‥。リンはやはり里を抜けたようだ‥‥。』
と言い、三代目は被っていた帽子を取った。
カカシは唇を噛みながら
『いえ‥‥すべて隊長である自分の責任です。』
と頭を深々と下げた。
少しの間、それが続いた。そしてカカシを呼んだのは他でもないと、新しく構成した班のメンバーを言い渡された。
『カカシ班、隊長"はたけカカシ"、隊員"マイト・ガイ"、"夕日紅"、以上である。‥‥‥辛いとは思うが健闘を祈っておる‥‥頼んだぞ、カカシ。』
そう言って、カカシの顔を覗いた。
『‥‥‥はい、任務遂行致します。それでは‥‥。』
カカシがそう言って出ようとした時、
『カカシよ、その左目‥‥普段は隠しておいた方がいいかもしれん。』
『そうですね‥‥』
そう言うと、カカシは額当てを左目に下ろした。
そして火影室をあとにした。
カカシは班のメンバーを召集した。そこに隊員のガイと紅がやって来た。
(ぬ、ぬ、カカシと同じ班とは‥‥我がライバルには負けぬ!!)
※ガイはカカシの事を一方的にライバル視している。
カカシは今回の任務の内容を告げた。
『今回カカシ班に下された任務は水の国の大名の護衛。任務ランクはSランク。大名を狙う敵の首謀者は元霧の忍刃七人衆の"水鯨(すいりょう)"だ。十分気を付けてちょうだいよ。』
任務を知らされた二人は
『了解っ!!』
カカシ班は水の国に向かった。
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