第二章:その名の由来

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 任務から戻って来たばかりのカカシに三代目からの連絡が入った。     その連絡とは班の再構成‥‥‥。カカシは急いで火影室へと向かった。        コンコンッ、ドアをノックしてカカシはノブに手をかけて部屋に入った。     そこにいるのは五大国最強と言われる火影、そして"プロフェッサー"とも呼ばれている三代目火影である。     『入れっ。』   そう言われ、ゆっくりとドアを閉めて三代目の前に立った。     『‥‥‥今回の事は残念としか言いようがない。済まぬ、うちはオビトを死なせてしまって‥‥。リンはやはり里を抜けたようだ‥‥。』     と言い、三代目は被っていた帽子を取った。     カカシは唇を噛みながら   『いえ‥‥すべて隊長である自分の責任です。』   と頭を深々と下げた。      少しの間、それが続いた。そしてカカシを呼んだのは他でもないと、新しく構成した班のメンバーを言い渡された。     『カカシ班、隊長"はたけカカシ"、隊員"マイト・ガイ"、"夕日紅"、以上である。‥‥‥辛いとは思うが健闘を祈っておる‥‥頼んだぞ、カカシ。』     そう言って、カカシの顔を覗いた。     『‥‥‥はい、任務遂行致します。それでは‥‥。』      カカシがそう言って出ようとした時、   『カカシよ、その左目‥‥普段は隠しておいた方がいいかもしれん。』      『そうですね‥‥』     そう言うと、カカシは額当てを左目に下ろした。     そして火影室をあとにした。        カカシは班のメンバーを召集した。そこに隊員のガイと紅がやって来た。     (ぬ、ぬ、カカシと同じ班とは‥‥我がライバルには負けぬ!!)   ※ガイはカカシの事を一方的にライバル視している。        カカシは今回の任務の内容を告げた。     『今回カカシ班に下された任務は水の国の大名の護衛。任務ランクはSランク。大名を狙う敵の首謀者は元霧の忍刃七人衆の"水鯨(すいりょう)"だ。十分気を付けてちょうだいよ。』     任務を知らされた二人は     『了解っ!!』     カカシ班は水の国に向かった。
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