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かわいらしい、天然の女の先生
天然先生
この先も長い付き合いとなっていくのだった
「…キシロカインかぁ…あれって、効きだすまでに時間かかるから、先にソッコー効く皮膚麻酔してもらえるとありがたい…」
「あ~。そ~かぁ。だから痛いんだぁ~」
え…
えぇ~
だ…大丈夫ですか…
せ…せんせ~…
「一つ聞きたいんですが…。この間、エコー壊れてるって先生言ってましたが…あれって、操作ミスじゃなかったですか…」
そうなのだ、以前、天然先生に診てもらった際
「あれぇ~。うつらないぃ~。壊れちゃったのかなぁ」
とか言い出し
エコーがナシという事があった
だが、見ていたピンフロは何となく気が付いた
エコーにフロッピーは入れているが、それを動かすボタンが入っていないような…
と
「ピンフロさぁん、よく分かりましたねぇ。そうなんですぅ。ボタンをね、押し忘れててぇ~。壊れてなかったんですぅ。あははぁ」
…
あぁ、やっぱり…
スッゲー
スッゲー
怖いんですが
あなたに処置してもらうの
だ…大丈夫なの…
「ピンフロさぁん、ご職業は何されてたんですかぁ~」
「…眼科の助手でした」
「あぁ、それでぇ。すごぉい」
いやいや
所詮、助手程度なので
その程度の知識しかないので
そんなことで感心されても…
「先生の方がすごいですから…私はその下の下の下ですから」
「そうでもないんですよ~。怒られてばっかりでぇ~。」
…でしょうねぇ…怒られるでしょうねぇ、多分
「…」
「あ、でもちゃんと処置しているので大丈夫ですよぉ~」
そ、そうですか
ならば良いのですが
なんてやり取りをして
処置も終わり
やっと病室へ運ばれる
病室で旦那と二人
うちの子かわいかったよね~
まぁじかわいいなぁ
子役モデルなんかよりうちのがかわいい
なんてアホな会話をしていたら
看護婦さんがやってきて
「お子さん、今、呼吸が止まってしまって、蘇生してま~す。」
なんて呑気にやってきた
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