これが陣痛?

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それから車にゆられ 30分 何度か シートベルトを握りしめ あ~~~~~ いってぇなぁ~ こりゃぁ なんて腹痛に3度ほど襲われ やっと病院へつき 診察前の検査を受ける そこで看護婦さんに 「お腹が痛くて…薬がほしいってカルテに書いてもらえ…あ~きたきたきた~う~…」 再び腹痛 「…それ陣痛じゃないの…」 「こんなもんなの?ってか、この程度なの?」 「いや、もっと痛いはず…。とりあえずすぐに診察してみましょう」 ということになり 診察を受ける 診察した瞬間 慌ただしくなる先生と看護婦さん 何が起こったか分からなくて不安になるピンフロ 「何かあったんですか…。」 恐る恐る聞いてみた 怖くて 赤ちゃんは元気ですか とは聞けなかった 「え~っとねぇ、ピンフロさ~ん。陣痛が始まっていてぇ~。あと半分で生まれそうなんですよぉ~。痛くなかったんですかぁ~。普通、みなさん、この当たりから、涙ぐんだりするくらい痛いんですよ~」 うっそ~ぉ ピンフロが痛みに弱いわけではなく 我慢強かったのか… ならばもっと素直に痛がればよかった… だけど、まだまだ我慢はできそうだなぁ なんて頭の中でかけめぐり … 「って、赤ちゃん生まれるってこと?」 我ながらアホな質問だったかと思うピンフロだが とっさのときはそんな質問しかできないものだ 赤ちゃんと対面するのはあと2週間ほど先のことだと思っていた まさかもう会えるとは思っていなかった 旦那に連絡しなければ あと親にも 友達にも 赤ちゃんの服 まだ用意してなかった 入院の準備も… いろんなことが頭をかけめぐる パニックになっていた だが先生はさすがプロ おっとりとした口調で説明する 「初産はすぐには生まれませんから~。今が午後3時ですからぁ、早くて明け方ですね~。もう一度帰ってから来られてもいいですよ~」 にこにこしながら説明をしてくれる ものすごく美人の先生 あ…け…が…た… ですか… そんなに痛みと闘うのですか… 普通はこの時点で泣きが入るって… 数時間泣きっぱなし ってことでしょうか… そんなのマッピラゴメンです なので 痛いと思うのやめます まだ気合いで我慢できると今はまだ泣き言言わないでおきます 先がまだまだと知り 冷静になるピンフロ ただし
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