始まり…

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  「なんで……俺だけ…」 俺はそんな事を呟いて泣いた…。   死にたい…   ココから飛び降りれば死ねるだろうか…   「なぁ…アンタ…」   そんな事を考えていると入口から声がした。   俺は左腕を隠した。   「アンタ高橋宏樹だよね。」 「…………」   俺は無視をした。   「無視…?んまぁ良いけどさ。つか身体売ってるって本当?」   またこの話しかよ。 うざいうざいうざい   「アイツら勝手だよなー。本当でもない事言ってさ、何が楽しいんだか」 そう言って俺に近づいてきた。   「一言ぐらい喋ったら?」 また一歩近づいてきた。   また一歩… 一歩…  
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