始まり

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(罰ゲームでサキちゃんの頭に石が当たって男の子達が逃げて行った後) サキ「ち、血が止まらない。誰か!誰か助けて!」 しかしそこは古びた神社。誰の気配もしない… (ああ、私死ぬのかなぁ? …嫌だ!嫌だ!私死にたくない!) 「仕返ししたい?」 サキちゃんは驚き顔を上げた。そこには女の子が立っていた サキ「助けて!血が止まらないの!」 少女「何言ってるの?貴方もう…死んだのよ」 っと、言って少女はサキちゃんの後ろを指差す。 …そこには木に縛られ死んでいるサキちゃんがいた。 サキ「えっ、私?どうなってるの?」 少女「貴方は今、人で言う処の御霊(みたま)の状態よ」 サキ「そんなっ」 涙を流したいのに涙が出ない…御霊の状態だからだろうか? 少女「で、仕返しする」 サキ「えっ、仕返し?その前にあなた誰ですか?」 少女は笑い 「なんで、この神社が建てられたか知ってる?」 サキちゃんは頷く…  
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