白色

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「…りょう? まだあの頃の夢見るんか?」 「‥見ーひんよ」 「心配したやがな」 あの夢… 忌まわしい過去の記憶 失なってほしいのに… なくなれへん。 わたしの横には 前と変われへん。 ずっと同じ男がおる。 アホでバカで ぼけで どうしようもない どえむ。 やけど、 笑った顔とか真剣な顔とか わたしを一番に思ってくれとるとことか… わたしにとっては そいつが居なかったら 今こうして…。 こうして普通の生活してられん 感謝しとる 誰よりも大事やと思ってる。 愛してるよ… あほでばかで… もう良いって
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