緑色

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「涼 行ってくらよー…。 気、つけやなアカンよ? 1人の体ちゃうんやから」 「あいあーい。 で、妊婦さんごっこは いつやめんねん?」 「……本間に出来るまで」 ‘アホか!’ そんな表情の涼にウインクして 俺は学校に出掛けた。 ずっと 教師になりたかった。 いや、公務員になりたかった。 んで、 社会が好きやったから でもなー… あの事件があって以来 学校は行きたくなかったって本心もある。 やけど、 愛しい涼ちゃんに背中押されて りょうに後押しされたら なるしかないやろ? って根性で 俺は教師に。 いや んで でもなー やけど。 俺……なんかめんどくさ
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