きっと明日は…

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その日の夜、眠れなかった。 ずっとうつむいて涙を流して時間がただただ過ぎていった。 もうすぐ最後のカラオケの時間だ。 涙を拭い、カラオケ店に向かった。 こんな風に待ち合わせをしたことなんて今まで一度も無かった。 最初で最後の待ち合わせ。 先に着いて駐車場で待っていた。 いろいろな想い出がたくさん浮かんでくる。 楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、ケンカもした。 それも全て今日で終わる。 詩織がきた。
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