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しばらく抱きあったあと
詩織「それじゃあまたね」
『いつかまた会えるといいね』
詩織「…うん。また絶対に会おうね」
『1年死ぬ気で頑張って絶対に迎えに行くから!!』
詩織「…ありがとう」
詩織が手を振って車に乗り込む。
それをしっかり目に焼き付ける。
あいつの瞳からは涙が溢れていた。
なんでかな?
俺たち別れたんだよ。
やがて詩織の乗った車は消えていった。
もう…終わってしまったんだな…
帰り道涙をこらえきれず、車を停めて泣いたよ。
必死に我慢してたけどだめだった。
本当に幸せだったから
ずっとずっと一緒にいたいと思っていたから
終わるなんて思っていなかったよ。
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