悪魔の謝恩会

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校長先生からの指示で、学校行事は、一般の普通のクラスに行くようにと言われていたが、私は、I氏と会いたくないが為に、教室に入るのを拒み続けていた。 私の知らぬ間に、謝恩会の準備が着実に進んでいた。 私は、知らなかったのだが、謝恩会の中で、どうやら、お世話になった?先生方に、生徒代表が諸先生方一人一人に花束贈呈というのがあったらしい。 謝恩会の内容を全く知らない私は、その代表の一人に選ばれていたそうだ。 そうとは知らず、私は、謝恩会の前日から、ヒドイ風邪を引いてしまい、高熱を出していた。 M先生も心配し、社会に出て早々に休むことになったら信用問題になり兼ねないから、ゆっくりと休んだ方が良いと言ってくれた。 謝恩会の当日、やはり、熱は下がらず、私は、フウフウと唸っていた。さすがの母も、高熱出ている私に、無理に学校に行けとは言わなかった。 花束贈呈の代表になっているなんて知らなかったから、母に学校に休むという連絡をお願いした。 その時に電話で応対してくれた先生は、誰だか分からないが…。その後、とんでもないこととなってしまった。
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